薬膳で笑顔咲く

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春は肝を損傷?黒くて長~い魚が以外にお助け食材の理由

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中知子です。

 

すっかり春の陽気で、気分的にうきうきしてきますね。

一方で、春の季節の変わり目には体調を崩しやすい原因が潜んでいるんです。

 

そう、あまりにも知っている人が少ないので、潜んでいるという表現があっている気がします。

体調を崩しやすい原因、それは、春当たり前に吹いている外気、風(ふう)です。

 

気持ちの良い春の風が、どうして病気の原因を作ってしまっているのか不思議ですよね?

中医学独自の、季節と人のからだの関係に着目した考えです。

 

風にあたりすぎても、全然平気な人もいれば、反対に、ちょっと風にあたっただけでも、病気を発症してしまう人もいます。

特に、春の風は、肝を傷めやすいという特徴があるんですね。

 

右の脇腹にある肝に手をあてて、少し押さえてみてください。

その時、ちょっと痛いなっという感覚があれば、肝が弱っているサインです。

 

肝が弱っているときこそ、風にあたりすぎないようにしましょう。

もしも、風にあたりすぎると、からだの上半身に病気を発症しやすくなります。

 

めまいや頭痛、顔に赤い発疹ができるなど、こういう症状が出れば、それは風が原因しているかもしれません。

病院では説明されることがないので、頭の隅にでもとどめておいてください。

 

対策として、日ごろから、風にあたりすぎないようにスカーフやマスク、めがね等で風を受けないように気を付けましょう。

また、肌の露出を控えることは当然ですよ。

 

春は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、のどの痛み、めまい、頭痛、顔の湿疹などから身を守りましょう。

そのための薬膳料理をご紹介します。

 

うなぎの卵とじ

うなぎは、隠れています。(^^)/

蒲焼をごはんにのせて、ふわふわの卵とじを上からたっぷりかけています。

 

胃腸が弱い方でも卵とじなら、食べやすいので消化も良くなります。

さて、うなぎの効能をご存じですか?

 

うなぎは、見た目以上に効能が高いです。

よく動くからでしょうか、活血通絡(かっけつつうらく)という、血流を良くする働きがはたらきがあります。

 

また、肺の気を補うため、深呼吸すれば心から流れる血流の働きを良くする効能も期待できます。

生理痛や冷えからくる疼痛にも、効能が期待できそうです。

 

少々値段ははりますが、効能を期待するには十分応えてくれそうですよ。

また、顔面神経麻痺の予防やめまいの予防にも期待できます。

 

うなぎが顔面神経麻痺に良い食材なんて、あまりピンときませんよね。

夏の土用の丑の日に食べる習わしが普通ですが、梅雨より春にこそ、必要な気がします。

 

春は体調の崩れを感じやすい季節ですが、風を避けて、うなぎで気力、体力をつけることで元気に過ごしましょう。

春をこころから楽しむためのヒントにしてみてください。

 

お読みいただき、ありがとうございました。