こんにちは、
国際薬膳師 提中 知子です。
カフェに行くと、美味しいコーヒーや抹茶ラテなど、美味しい飲みものが人気ですね。
今回は、美味しく飲めて、しかもからだにも良い、商品をご紹介します。
ところでここ最近、みなさんは黒米や黒豆、小豆、はと麦などを食べられましたか?
米や豆は、身体に良いのはご存じだと思いますが、なかなか摂り入れられなくないですか?
今回は、黒米、黒豆、小豆、はと麦茶の薬膳の効能をご紹介します。
【黒米】:腎と胃腸、脾を養います。
はたらきは、補中益気(ほちゅうえっき)というお腹の気を高めて、食べ物の消化を促進するはたらきに優れています。
また、腎はからだの他の臓器の気や血、津液(水分)のふるさとと呼ばれ、腎を養う食べ物を食べるとからだの根本から元気になります。
【黑豆】:腎と脾を養います。
はたらきは、去風利水という、皮膚の腫れ、赤味、かゆみ、吹き出物に良いはたらきがあります。
特に、貧血気味の方は、血の不足から体の中に、風(ふう)を生じやすく、この風が気や血の巡りを邪魔したり、頭痛や肩こり、皮膚のトラブルにも影響していると考えられていて、こういう「風」を黒豆は解消してくれます。
【はと麦茶】:肺と胃と脾を養います。
はたらきは、水分代謝がわるいことが原因でむくみが出てしまった場合や、お腹が停滞して食欲がわかない場合に、水分代謝を高めて、むくみや食欲不振を解消させてくれます。
【小豆】:心、小腸を養います。
はたらきは、はと麦茶と同じで、水分代謝が悪いことが原因でむくみが出てしまった場合や、お肌に熱をもったジュクジュクした湿疹がある場合に、水分代謝を高めて膿を出して解毒するはたらきがあります。
ふだんのお料理には、すぐに使えないという性質から、めったに食べない方もおられますが、
それでも、からだへの効能を見ると、食べないのはもったいないほどの効能も期待できます。
日ごろ、食べるものに気をつかわず暴飲暴食気味の方、つい手軽なサプリに頼りがちな方も、
身近にある効能の高い米、豆、雑穀に目を向けてみませんか?
からだの不調はお薬ではなかなかすぐに治らないことが多く、小さい不調のときは、身近な食べ物が一番安心できるお薬にもなります。
これらの食材がなかなか摂り入れられない方には、飲み物で摂ってみるのはいかがですか?
飲みもので摂り入れられるなら、手軽ですし、栄養も取り入れられるので、からだの元気を回復できるかもしれません。
7月にオンラインショップで販売開始した商品で、黒米と黒豆を使った「黒雑穀ラテ」をご紹介します。
黑米の黒い色は、アントシアニンが由来で、からだの活性酸素も除去する抗酸化作用が期待できます。
黑雑穀ラテに使っている黒米は、国際薬膳師がサロンのキッチン(加工場)で自家焙煎しています。
こちらは、黒米を焙煎し、粉砕機で攪拌した状態のものです。
黒米のきれいな紫色が映えて、サラサラした粉末になりました。
次に、黑雑穀ラテに使っている「黒豆」です。
国際薬膳師がサロンのキッチン(加工場)で、いったん蒸してから自家焙煎しています。
黒豆にも、高い抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれています。
また、女性ホルモンのバランスを整えるイソフラボンも含まれています。
薬膳では、ホルモンは腎の中に含まれているので、腎を強くすればホルモンが減るのを予防できると考えています。
粉砕機で攪拌し、サラサラした粉末になりました。
商品名 黒雑穀ラテは口当たりがまろやかで、お米と豆のほんわりした甘味が美味しいです。
営養面もおすすめで、女性ホルモンが減少する閉経前、閉経後の女性には特に、更年期症状の予防におすすめです。
忙しい生活を送る中で、つい食事がおろそかになりがちな方。
年齢とともに、何か体に良いものを摂り入れたい方。
お薬よりも、食べ物で自然治癒力を高めていきたい方。
更年期の症状を少しでも緩和させたい方。
など、あらゆる年齢の方にもおすすめします。
漢方薬ではないのですが、薬膳は食べ物をお薬にする配合が魅力。
毎日少しづつよいものを摂り入れて、いつまでも元気で働ける毎日を送っていきませんか?
黒雑穀ラテの、どこか懐かしい味を味わっていただくと、その素朴な香りにすぐにクセになるっと感じていただけると思います。
ぜひ、ご覧ください。