こんにちは。
国際薬膳師 提中 知子です。
今回は、目のトラブルについて、ご紹介します。
デスクワークの方は、目にトラブルを抱えることが多いかもしれませんね。
さて、目に何かトラブルが出たら、病院へいかれますか?
中医学では、目は目を養っている臓器の存在を見逃せない理由があります。
その理由は、下の図をご覧ください。
真ん中に大きい字で、木という字が見えます。
この表は、中医学の基礎となる、自然哲学の五行説を図式化したものです。
目は、真ん中にある「木」の分類に当てはまります。
これはどういうことかというと、目にトラブルがあるなら、木、つまり肝にその原因を求めなさいということ。
目を養っている臓器があって、それが肝を表しています。
もしも、目がコロコロする、赤味がある、風にあたると涙が出る、まぶたが赤い、目をつぶると痛い。
コロコロする、乾燥しやすいなど。
そのようなトラブルが出たら、肝が元気を失いかけているサインと見ましょう。
実際、わたしも経験があります。
風にあたると、目から涙が出て止まらなかったこと。
瞼が赤くなって、目も少し赤味が出たこと。
目がコロコロ乾燥しやすいこと。
これらは、からだの肝が元気を失って、肝とつながっている目に営養がもらえずに、出てしまったサインです。
更年期によく出やすい症状です。
このときは、目を養っている肝を元気にさせてあげると和らぐことがあります。
実際、肝に血がたくさん貯蔵されている方(貧血傾向でない方)は、あまり目のトラブルを感じません。
それに、いつも体が温まっている傾向で冷えを感じない人も目のトラブルも少ない傾向にあります。
肝は、目を養いますが、そのほか、からだの気の巡りを管理する役割、胃腸の消化吸収を促進させる役割など、大切な役割をしょています。
病院の数値で貧血でないと診断されていても、肝の血が不足している人も多いので注意がいります。
そのような場合、肝の不調から、目のトラブルを助長させてしまいます。
疲れ目、かすみ目、その他充血や、目のトラブルが出たら、こんな薬膳茶が少し和らげてくれるはずです。
【目のトラブルを予防する薬膳茶】
菊花茶(きっかちゃ)
乾燥した菊の花を、使います。
ポットに菊花を入れて、熱湯を注ぎ、5分程度蒸らします。
菊花は、苦味と辛味があり、目の熱を冷まします。
通販などで手に入りますので、一度薬膳茶を入れてみられるのもおすすめですよ。
菊花茶を飲むと、上半身に気が巡り、要らない熱が冷まされる感覚があり、スッキリするのが特徴です。
オンラインショップで発売中の瞳癒し茶もどうぞ。
瞳癒し茶は、菊花は使っていませんが、目のトラブルも解消する桑の葉を配合しています。
桑の葉は、高島の奥深い山で収穫された新鮮なものを配合しています。
目の赤味、目のかすみのある方に、おすすめしたいお茶です。
わたしたちの身の回りには、からだがバランスを崩したときにちょうど良い食材があるものです。
お薬と併用しながら、使ってみられることをおすすめします。
国際薬膳師自ら、食材を配合しておりますので、その点もご安心いただけます。
目のトラブルは、小さなうちに、いつもの食材を使った「瞳癒し茶」をどうぞ。