こんにちは。
やわらぎ体質コンサルタント 提中 知子です。
あけましておめでとうございます。
今年は寅年。
干支は、薬膳のベースになっている中国の自然哲学の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)に基づいています。
薬膳も干支も、もともとは中国の自然哲学からできたもの。
元旦には、いつも1年の家族の健康を祈願してお雑煮を食べるのが、我が家のならわしです。
お餅も多少手を抜いて、ホームベーカリーで作ります。
手で丸めると、ちょっといびつになるのですが、手っ取り早く買ってきたお餅には、込められない願いも想いも、なぜか自然に込められるのが不思議です。
1年の脾(胃腸)と腎の健康を込めて、黄色と黒色のお餅。
寅年にちなんでいるかのようですが、意味を含んでいます。
五臓の脾(胃腸)と腎が健康であれば、不調や病気もかなり予防していけるほど、
体の中で大事なはたらきをしています。(中医学)
脾も腎も、からだの水分代謝に関わっています。
水分代謝は、飲んだ水分をの代謝するはたらき以外にも、食べたものから、栄養に変えるためには関係しているんです。
食べたものが、お腹には入るけど、きちんと消化できない膨満感の症状があると、それは胃腸ではなくて、表裏関係にある脾が、そもそも病んでいることが原因していることがあります。
また脾が病んでいるほかに、腰にある腎が冷えていると、胃腸で消化が出来ない理由の一つになります。
食べものが、きちんと消化できていればお腹が空いてきます。
食べても空いてこないなら、脾と腎が病んでいることで、水分代謝が悪くなっているのかもしれません。
脾と腎が病むと、その人の顔の色にあらわれます。
脾が病んでいる人は、顔色が黄色っぽく変わってきます。
腎が病んでいる人は、顔色が黒色っぽく変わってきます。
また、脾を養う食材には、黄色の食材も多く、脾を養う食材には、黒色の食材も多いです。
色で、おすすめの食べるものも、選べるってわけです。
今年1年、皆様がお健やかにお過ごしいだだけるよう、実際体験している薬膳、中医学の知識をご紹介していきます。
そして、みなさまにとって、幸多き年になりますようにと願っています。
お読みいただき、ありがとうございました。