薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

冬にできやすい赤い湿疹で悩んでいるなら薬膳がおすすめ

こんにちは。国際薬膳師  体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

極寒のお正月です。

今回は、冬に多い、赤味のある皮膚トラブルのお悩みについて、原因と悩みが解消された体験者さまについてご紹介します。

 

T 様は、35歳で会社員の女性。

やせ型のスリムな体型で、ハキハキとした口調、それにてきぱき仕事もこなされる方です。

 

 

 

11月になって、「首元に赤い湿疹がポツポツ出来てきましたっ」とご相談くださいました。

夜中に無意識のうちに、ひっかいてしまうらしく、「なぜですか?」って尋ねてくださいました。

 

かゆみは、いらいらしたり、気がめいります。

それに、案外長引くのも特徴です。

 

3日分の献立を添削すると、少し食べ物にその原因にもなる偏りが見られたんです。

胃腸の消化に負担がかかる食べ物がいくつか見当たりました。

その食べ物の一つがレバーです。

 

レバーは、貧血に良い食べ物ですが、貧血が解消するどころか胃腸にとって消化しにくい一面も持っています。

どんな食べ物でも、そのときの体調や食べる人の体質で、いいも悪いもあるのが普通です。

 

胃腸の消化吸収に少し課題があるT様に、以前レバーをすすめたので、しっかりアドバイスを守っていただいてました。

が、そのレバーの摂り方で胃腸が弱っているかもと判断して、アドバイスを変更することにしたんです。

 

翌月12月のヒアリングでは、改善傾向でした。

「赤い湿疹が気にならないです」とおっしゃって、良くなっていることを確認できました。

一端、赤い湿疹は、治まったようです。

 

レバー食べて、消化がすすんでいれば、お腹が空いてくるので、そのときは貧血は予防できるんです。

こういう体調のとき、赤い湿疹はできません。

 

逆にレバーを食べて、消化が出来ていないサインで、お腹が空かなくなる場合に、赤い湿疹が出来ることがあります。

これは、消化ができずに、からだに湿という熱の邪気(悪いもの)が出来たことが原因です。

 

T様には、レバーの量を少し減らしてもらい、頻度も減らしていただくよう提案したところ、徐々に改善されていきました。

 

湿疹は長引くと、早く完治させたいために、どうしてもお薬を使うのが当たり前になります。

お薬を使いながらも、食べるものの原因を突き止めれば、湿疹もひどくならずに、徐々に和らいできます。

 

赤い湿疹は、からだに熱がこもっているサインです。

こういうときは、からだを冷やす食材がおすすめです。

たとえば、豆腐や、トマト、セロリ、水菜、バナナなどがおすすめです。

 

生姜で温活しようとすると、湿疹がひどくなる場合があるので、気を付けましょう。

普通の食材が、湿疹のお薬にもなれば、湿疹をひどくする原因にも、両方なることがあります。

 

特に、唐辛子などは、からだを温める効果が大きすぎるため、赤い湿疹が出来ているときは控えましょう。

寒い冬に出来る皮膚トラブルは、寒さも関係しているので、日常的に、温活は大事です。

赤味が出たら、温活はいったんやめて、冷やす方法で湿疹を改善させるのが、おすすめです。

 

病院のお薬をもらってぬっていても、なかなか解消できていない場合は、いつもの献立を薬膳献立にすれば、

徐々に解消できる場合があります。

 

あなたの作る食事が、皮膚トラブルを解消していく献立に徐々に変化出来る方法を、アドバイスしています。

完治は難しいですが、和らげることが目的なら、一度不定愁訴が専門の、国際薬膳師がご相談にのらせていただきますので、ご相談ください。