薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

寒暖差の大きい春は、少し敏感くらいがちょうどいい

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

春は寒暖差が大きく、また急な突風など季節の移り変わりに体が思うようについていかないこともあります。

1年を通してみても、体調不良が出やすい時期なので、養生が大切です。

 

中医学では、風(ふう)が病気や体調不良の原因になると考えています。

風がふくと、上へ上へ舞上がりますが、体も同じです。

 

からだの上、上に体調の異変を感じやすい季節です。

頭や、顔、肩など、からだの上半身の異変は、風が原因しているかもしれません。

 

外出するときは、帽子やマスク、スカーフなどで、身を守りましょう。

肌の露出を控えるだけで、肌から侵入してくる風(ふう)を避けることができますよ。

 

そして、風の強い日にウオーキングをしている方を見かけますが、できれば避けていきましょう。

風の少ない日に、ウオーキングすることで、めまいや頭痛を避けられます。

 

このような小さな養生が、大きな病気を予防することにつながります。

中医学は千年、2千年の気の遠くなるほどの長い歴史があります。

 

昔ほど過酷な自然環境で過ごしているわけではないので、神経質になるのは良くないですが、

人は自然界の中で生かされています。

いつも自然界の気象の変化には敏感になっていた方が、良い気がします。

 

昨年の桜並木です。

もうすぐ、桜の見ごろの時期を迎えます。

中医学の養生を取り入れて自分の健康をできるだけ薬に頼らず、守っていきたいものですね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。