こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
春本番ですが、春は気候の変動が大きいですね。
暖かくなったり、ひんやり寒かったり、これが、体調不良の原因にもなるのは、納得できますね。
三重県在住のN様は、昨年の10月から薬膳献立サポートコースを受講され、約半年間、
体質改善のための献立のたてかたを学ばれています。
春になると、目の奥が痛くなったり、脇腹がひきつって痛くなったり、いろいろ不調を感じることが多かったようです。
それに、便秘で4日も便通がないのは当たり前で、コロコロとした硬い便に悩まされておられました。
それで、これは体質を改善するほか解決方法はないと、薬膳に望みをかけられたということなんです。
半年間の間、献立の立て方、食材の取り入れ方、調理法などを資料でアドバイスし続けています。
このコースの特徴は、料理教室はしなくても、その人の体質に合う薬膳料理を作れるようになるという点です。
普通なら、薬膳料理を学ぶには、それなりの調理実習が欠かせないのでは?っと思いませんか?
ですが、大事なのは、シンプルです。
食材に何を使うか、どういう食材を組み合わせていくか、こういう点なのです。
これが、その人に合った薬膳料理を作る秘訣なのです。
これまでN様の献立をみると、食材の使い方などは偏っておられました。
一気に、180度使う食材を変えるなんて、気持ちも的にもしんんどいですし、少しづつ、少しづつ
これまでの献立に新しく加えていただく形で、徐々に慣れていっていただいています。
しかも、毎日毎日薬膳料理が続くと、ご家族もきっと好きなものもあって好まれないので、週に2日は、
これまで通りの献立を続けていただき、並行していただいています。
ですが、半年で、いろいろ体調も変化を感じていただいています。
特に、便通です。
大きな変化があったようです。
4日も便通がなかったのに、(ヨーグルトは食べてられましたよ)今では、2日続けて普通の便がすーっと
気持ちよく出るまでに改善を体験されています。
これは、いったいどういう変化があった結果なのでしょうか?
それは、胃腸です。
便通を良くするには、脾、肺、腎の臓器のはたらきが大事と言われています。(中医学)
献立の立て方で、脾、肺、腎が良くなっているから、便通が良くなっているんです。
きっと肝の調子も以前よりは、よくなっているはずです。
胃腸の消化には、肝の働きも欠かせないので、きっと臓器全体が良くなってきている兆しです。
薬膳料理の真髄は、その人その人に合う食材を見つけ、どんなふうにほかの食材と組み合わせるか、
どんなふうな調理方法をするかだと思います。
お店の薬膳料理は、あくまでも一般的な料理です。
ですが、日ごろの料理は家庭料理で十分なのです。
そこに、薬膳のエッセンスを少しづつ入れていけば、誰もが夢見る体質改善、不調改善が期待できる薬膳料理になっていきます。
N様が毎年感じておられた春特有の不調、今年はどんな良い兆しがあるか、また、ご紹介しますね。
お読みいただき、ありがとうございました。