薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

普通にみかけるあのごはんが、雨の日の冷えに大活躍

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

 

ついこの間まで満開の桜もこの雨で、散りかけています。

雨が降ると、気温が下がりひんやりしますね。

 

ひんやりするときは、手もいつもより冷たく感じます。

季節の変わり目は、天候や気温の変化で体調を崩しやすいですね。

 

キッチンで小豆を弱火で炊いて、もち米を洗い、

小豆の煮汁に3時間水につけ、お赤飯を作りました。

お赤飯は、お祝い事など改まったとき以外は、食べないなら、

とてももったいないのはなぜかその理由をご存じですか?

 

一言でいえば、お赤飯は薬膳料理だからです。

お赤飯がどうして薬膳なの?っという方に、ちょっと説明してみます。

 

お赤飯は、小豆ともち米のたった2種類のご飯。

ですが、雨が降ってひんやりするときは、からだにたまりやすい水分のせいで、

 

からだが冷えてしまいやすいのです。

そこで、小豆ともち米の出番です。

 

小豆は溜まりやすい水分を尿として出し、もち米のからだを温めやすい働きで

からだに余計な水分が溜まりにくく、結果、からだが温まりやすくなるのです。

 

市販のお赤飯でももちろん効能は同じなので、からだが冷えていると感じるときには、

ぜひ、食べるように意識してみるのも良いかもしれません。

 

小豆は、水につけてから炊く必要はありませんから、慣れれば普通に作れます。

小豆を洗って、水を入れ、沸騰させてから弱火にして約20分程度加熱。

 

その小豆の煮汁に、洗ったもち米を3時間ほどつけてから、炊きます。

うっすら赤い色が映えてきれいな小豆色のご飯ができますよ。

 

お読みいただき、ありがとうございました。