薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

豚肉、鶏肉しか食べないなら、損してしまいます…

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

今日は、天候が荒れて雷雲が発生し、時々雷の音が激しくなっています。

 

今朝は、畑から収穫したいんげん豆の温野菜サラダと鴨のスモークが

朝ごはんの一品です。

 

鴨肉を食べたことのない方も多いのではないですか?

鴨肉は、豚肉や鶏肉と比べると流通しにくいお肉なので、少しお値段も高めですよね。

だからといって、食べたことがないなんて、それは健康上もったいないといってもいいと思います。

なぜなら、薬膳は、豚肉、鶏肉以外の野生のお肉もなんでも食べるからです。

ちなみに、私は薬膳を始めるまでは、鶏肉と豚肉のほかは、ほとんど口にしたことがなかったです。

 

ですが、薬膳を学んでからは、考えが一変しました。

これまでほかの野生の動物のお肉を食べてこなかったつけが、体質に響いていたことに気づいたからでした。

 

食べてこなかったお肉の栄養は、特に腎や肺の栄養不足をひき起こして、それが、虚弱な体質への原因の一つだったと知りました。

私の親も、ほぼ、豚肉、鶏肉しか口にしていなかったようです。

 

今から言っても仕方がないので、とりあえず、今は、どんな野生の動物のお肉も、

出来るだけ口にするように意識も随分変わりました。

 

鴨肉は、小さな体からはあまり想像できない優れた効能があります。

それが、腎、肺、胃腸の3つの臓器への栄養です。

 

水の上をすいすい泳いでいる鴨。

鴨への見方、ちょっと変わってきませんか?

 

腎、肺、胃腸をやしなう鴨肉は、更年期のよくある不調、ほてりにもおすすめのお肉です。

熱をおびて、それがお顔の赤みにつながっていること、更年期の女性なら、どなたでも感じたことありませんか?

 

肺、腎にきれいな水分を補ってくれるので、ほてりの熱を少し押さえてくれる優秀な食材です。

ちなみに、鶏肉には、このような優れた効能がありません。

 

いつも鶏肉や豚肉しか食べていないって方は、一度、鴨肉を買ってみませんか?

こりこりした食感が新鮮で、ほかのお肉にはない分、なかなか美味ですよ。

 

梅雨時期は、この湿気で、血流が悪くなりがちです。

鴨肉のきれいな水分を補える栄養をたっぷりいただいて、元気に過ごしていきたいものですね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。