こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
1月7日は、七草がゆを食べる習慣がありますね。
スーパーには、お正月になる前から、春の七草がセットで販売されてました。
1年間の無病息災を願う、古来から伝わる風習ですが、皆さんは食べられましたか?
私は、自宅で作ったかぶだけを入れたお粥を食べました。
七つの薬草の中に、かぶが入っているからです。
薬膳では、かぶの効能として、胃腸に溜まった食べ物を下に降ろして、胃腸の中をスッキリさせるはたらきがあります。
かぶと大根は、薬膳でも、同じ効能を持つといわれています。
確かに、かぶを煮込んだお粥を食べたら、お昼のお腹のすき具合が少し早かった気がします。
【胃腸の消化促進が期待できる白かぶのお粥】
今回作ったかぶのお粥には、冷凍してあった枝豆を一緒にいれています。
でも、珍しいと思われるかもしれませんね。
では、枝豆は、どんな効能がるのでしょう?
枝豆は、胃腸に溜まった食べ物と一緒に、からだに溜まった要らない水分を排出してくれます。
そもそも、胃腸の中にいらない食べ物が溜まっていると、からだには、要らない水分も溜まっていると中医学では、考えられるからです。
1年に1回だけ、この季節に七草粥を食べるなら、もっと食べたほうが胃腸にはよさそうです。
胃腸には、日々、いろんな食べ物が入ってきて、消化に時間がかかったりして、胃腸が疲労しているからです。
まだまだ寒い季節が続くので、たまにはことことお粥を作って、胃腸を温め、消化を促しましょう。
中医学では、胃腸は、からだの老化を防ぐ、冷え解消のカギを握る大切な臓器と考えられるからです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。