薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

冬にやりたいことを始めるのは、ちょっと待った方が良い理由

こんにちは。

国際薬膳師 提中知子です。

 

立冬を過ぎ、日に日に寒さもしみる季節、山々も積雪がみられる季節になりました。

自然界をみても、いま冬を迎え、黄金色の鮮やかな街路樹のイチョウも葉をすべて落とします。

 

こうして、樹木も持っていたエネルギーをすべて、冬は貯蔵することになります。

自然界の中で暮らすわたしたちの生活はどうでしょう?

 

夜遅くになっても、街は明々と電気をつけ、休む時間を過ぎているのに

活動している方もおられます。

 

自然界と同じように、私たちも過ごし方を季節によって変えていくのが養生。

これは、ただ単に日が早く暮れるから早く休むのが良いのではなく、もっと人の体に目をむけていきます。

 

冬は、精、気や血、津液(水分)というからだを維持するための精華物質を貯蔵することが大切な季節です。(中医学)

夜遅くまで動いたりして、休むのが遅くなったり、睡眠時間が少ないと気、血、津液すべてを無駄に消耗します。

 

これが、体調不良や病気のそもそもの原因の小さな種になります。

この養生をせずに、たとえば、サプリなどで不足する営養を簡単に摂り入れるからと言って飲んでも、そもそもの養生が出来ていないので、防ぎきれません。

 

 

木々も葉を落とし、冬はエネルギーを春るまで蓄えます。

わたしたちも、同じように養生しましょう。

 

冬はしっかり食べ物を食べ、ダイエットはせず、無駄に出歩いたり忙しくしないようにし、じっくり栄養を蓄えましょう。

そして、2月春になったら、溜めていたエネルギーを上手に発散して、思う存分やりたいことに挑戦すると良いですよ。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。