薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

痩せすぎで困っている方にありがちな体調のお悩み

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

今日は、痩せすぎで困っておられる方の体調に出やすい不調について、ご紹介します。

 

痩せすぎで悩んでますとおっしゃるN様、36歳。

4年前のご相談事例です。

(相談時の身長:154センチ、体重:40キロ)

色白で、声もか細く、小さく、ふわふわとした軽い感じのお声をしておられました。

痩せすぎることが一番のお悩みのほか、下記のお悩みも抱えておられました。

 

☑ 食欲が出ないので、朝は食べない(1日2食)

☑ お肉やお魚は食べたいとは思わない

☑ どんどん消化が出来なくなっている気がする

☑ 便秘ぎみで2,3日に1回

☑ 立った時に、めまいが起きやすい

☑ 倦怠感がある

☑ 手足が冷たい

☑ 眠れない、夢を見やすい

☑ お腹がはる

☑ 経血の色が黒ずんでいる

 

体質診断では、N様は、血虚(けっきょ)体質でした。

虚というのは、中医学では不足という意味で、血が不足している体質でした。

 

N様のように、食べたいとは思わないし、食べてもお腹がはって、消化が出来ない。

結果、痩せてしまう方は、からだに冷えがある方が多いです。

 

冷えがあると、胃腸の消化もすすまなく、食べたものがいつまでも胃腸に残りがち。

それで、お腹が食後張ってしまいます。

 

冷えを良くすれば、胃腸の消化吸収も良くなって、食べ物から気、血、水分が出来ます。

すると、筋肉もつき、体重は増えてくるイメージです。

 

N様のように血虚体質の方は、血も不足していますが、大事な「気」も不足しています。

レバーや、ほうれんそうなど、貧血に良い食べ物を食べれば良くなりそうですが、過去の相談事例をみてもなかなかうまくいかないことが多くありました。

 

こういうときは、気を作っていきます。

気は、元気、根気など、目に見えませんがしっかりからだの中で働いています。

 

まず、気を作って、それから血を作るレバー、ほうれんそうを摂っていくと、良くなっていく例が多くありました。

朝は食べられないとおっしゃっていたので、昼食と夕食には、おすすめの食材を摂っていただきました。

1週間後、ヒアリングさせていただくと、少し変化が出ていました。

 

それは、「便の硬さが少し柔らかくなりました」っと、おっしゃったことです。

薬膳って面白いです、もう少し続けてみたいですっと満面の笑顔でおっしゃっていただきました。

たった7日間でも、便通の硬さにも良い変化が現れていました。

 

痩せたくないのに、体重が減って悩んでおられるなら、今の食生活をベースに、体質に合う食材を加えていかれると改善に向かう可能性もあります。

これ以上痩せたくない、もう少し標準体重に近づけたいというご希望の方は、一度、かりんるーむでご相談ください。

話して安心できる薬膳の体質改善の専門家へご相談ください。

ひとりで悩むより、話すことで解決への糸口につながると思います。

 

かりんるーむは、こちらから

お読みいただき、ありがとうございました。