薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

春はすぐそこ、からだの体調の異変はもしかして冷えかも?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

暦の上では、もう雨水。

 

雪が雨に変わり、そろそろ春風が吹いてくるころですが、まだ先のようです。

手足が冷たい、お腹が冷たい、頭痛、肩こり、顔色が白い、尿漏れ、便秘、こういう症状で困っておられませんか?

 

こういう症状はどこからきているのでしょう?

中医学では、からだの気が不足している体質の人に多い典型的なお悩みといえます。

 

冷えでお悩みの方は、胃の調子があまりよくない方が多いようです。

からだに良いものを選んで食べていても、体質に合わないものを食べておられたり、幼いころからの体質、これまでの食習慣の影響など、いろいろ原因は重なっています。

 

ところで、気って、目では見えないのでぼんやりとした印象だと思っていませんか?

風邪をひいたり、感染症にかかったり、やる気が出なかったり、こういうときこそ、大事な「気」が足りていないことからきているんですね。

 

仕事で疲れていたり、家事、育児で精神的にまいっていたり、気は使えば使うほど消耗する流動的なものです。

こんな時、放っておくつもりはなくても、何も対処していないとここから病気へ発展してしまうかもしれません。

 

こういう時こそ、お料理を薬膳にしてしまいましょう。

薬膳料理は、案外普通の食材で、誰でも簡単にできるところがおすすめですよ。

 

お悩みに合う食材を組みあわせていけば、すんなりとはいかなくても、少しづつ症状を軽くできたりします。

身近な食材でできる、冷え改善のためのパパットできる薬膳料理をご紹介します。

 

【ぱぱっとできる 麻辣醬風味の鶏肉炊き込みごはん】

【食材】

米         1合

鶏肉(骨付き)   4本

オレンジ(ドライ) 20ℊ

さやえんどう    5本

麻辣醬もしくは豆板醬  大1/2 お好みで調節

 

【作り方】

米を研ぎ、30分おいておく。

米、鶏肉、麻辣醬もしくは豆板醬、オレンジ(ドライ)入れて普通に炊く。(オレンジは炊きあがった直後でもOK)

器に、炊きあがったご飯を入れ、鶏肉と湯がいたさやえんどうを飾る。

麻辣醬を少しつけてお召し上がりください。

 

麻辣醬は、唐辛子、しょうが、にんにく、玉ねぎなどをごま油でいためたピリ辛の醬です。

なければ、豆板醬、もしくは甜面醤でも代用できます。

 

冷え改善には、辛いものはおすすめですが、食べ過ぎは血を消耗しすぎるため、ご注意ください。

心地よく過ごせる春まで、あと少しです。

 

今のうちに、冷えを少しでも良くしておけば、春先の季節の変わり目に体調不良で寝込むことは少なくなると思います。

今晩のごはんに、ぜひ、どうぞ。

 

体調不良でお悩みではありませんか?

未病や不定愁訴のことなら、国際薬膳師へご相談ください。

 

初めての方は、かりんるーむでご相談していただけます。

こちらから、ご紹介しています。

 

お読みいただき、ありがとうございました。